~救手~奏多side


伊織の事がグルグルしてて、食事も手付かず。

どうすれば、助けられるのか。

どうすれば、どうすれば、っと一人で
バカみたいに焦っていた。

すると、上から階段を下りる足音が…
伊織と離れてから鳴ることの無かった心が
ドキドキと鳴った。

「ぁ…あの…昨夜は邪魔してすみませんでした。」
っと控えめな声で。
また…謝るんだ。

「「「おはよう!」」」

俺たち家族は話し合いの結果伊織が起きてきたら
まずは笑顔で挨拶しようと、そしてご飯を
食べさせて落ちついたら、父さんから話す。
っと決めた。