フッと意識を戻した時に、見たものは
会いたくて、会いたくて仕方がなかった人。

でも、その顔はキラキラな笑顔ではなくて…
キラキラと輝く涙で。

どこか痛いのか心配になった。
私が、おまじないをしたら、また涙。

奏多くんは、私が傷つくのも、苦しむのも
嫌だっと言ってくれた。

私なんか、傷ついてもいいのに…

奏多くんは、寒いと言って布団に入ってきて
私を暖めてくれた。

久しぶりに、グッスリ眠れる気がした。