いつも、鍵が置いてあるポストの中を探る。


「…あれ…?」


「な…い。」


…もちろん、鍵を持たされる事なんてないので、
ポストの中にないとなると、家にはいれないのだ。


どこかに行く事も考えたが、ここの所、体の具合があまり良くない。

なので、動く事もツライ。

いつもの、暴行や強姦に加えて、奏多くんと話せないという精神的な物もあり、最近は眠れずにいた。


「…はぁ~…」


寒いし、ツライし、しんどいので自宅の前で母親の帰りを待つ事にした。