家族とのディナーも終わり、新しいギターも父さんから貰い、帰宅する車の中から外をフッと見ると… ……伊織?…… ディナーに行く前に見た光景が、まだそこにあった。 「父さん!車止めて!」 すると、車はキキーッと止まり、奏多は急いで伊織の元へ走った。 「伊織!!!!」 「…え…。奏多く…ん…?どうして?」 彼女の顔を見ると、唇は紫色になり、手も体も震えていた。 「伊織!!いつからここにいるんだよっ!?」 彼女が心配になり、少し大きな声で彼女に詰め寄った。