季節は、12月…。


「もぅすぐ、クリスマスだね!親からプレゼントなにもらうかな!?」


っとクラスはクリスマスに親から貰えるであろうプレゼントの話しで盛り上がっていた。


「奏多くんはクリスマスどうするの~♪」

クラスで一番可愛い子が奏多に質問していた。


「俺は…外食とギター。」




するとクラスの男の子が突然…。


「天野さんは?クリスマスに何お願いした?」



「…え…。」



なんだよ~教えろよ~っと伊織に詰め寄る。



それを私は、無言でかわした…。



だって楽しみなんかじゃないもん。




クラスは近づくクリスマスにウキウキしていて、どんどん曇って行く伊織の表情に誰も気づかなかった。



ただ奏多だけは、伊織を見つめていた…。