恐る恐る彼女を見ると、目をまん丸にしてキョロキョロしていた。

そんな彼女を見ると思わずクスリっと笑いが込み上げてきた。



「君にだよ!」

「おはよう!」

っと、余裕なんかないくせに、にっこり笑いまた彼女に挨拶をした。


すると彼女は、パッ!と俯き悲しいような、切ないような声で…



「ぉはょぅ…ございます」

今にも消えてしまいそうな声色で返事を返してくれた。

彼女の声を始めて聞いた。




 !!!嬉しい!!!




これは予想以上に嬉しい!!!



この時の自分は、何故…こんなに嬉しいのか、サッパリ分からなかった。