苦しそうなサト君を見ながら何度もグサグサと刺した。 血が飛び散り鏡についた。 「あら、ヨル。アナタもサト君のそっくりさんを殺してしまったの?」 ヨルは私に微笑んだ。私も微笑んだ。 動かないサト君を見つめた。 「次は私の番ね」 首もとに刃先を突きつける。 出来れば一度だけ差し込んで死にたいな。 あまりグチャグチャにすると鏡の世界でも痛いかも知れないじゃない。 あ、サト君は痛いかもねフフ…