「サト君のそっくりさん。アナタはだあれ?」


ヨルったら…私に聞かないでよ。


「僕、塾あるから帰るね」


サト君が苦笑いをしながらカバンを肩にかけ直し、出ていった。


サト君には分からないのだろうか。


素敵。鏡の中の世界にも学校はあるのかしら。きっといいところよ