私が現状に困惑していると



『あ、ありす!起きた?』


誰かの声が聞こえた


誰⁉


辺りを見渡すと天上にスピーカーがあった


どうやらここから聞こえたらしい


『おはよー!ありすよく眠れた?』


ありす…………?



ねぇ、ここどこ?ありすって私のこと?




『ちょっと、そんないっぺんにしゃべらないでよ!僕、そんなに聞き取れないよ!』


声の主は、矢継ぎ早に質問をした私に怒った


『まあでも、質問には、ちゃーんと答えないとね』


声の主は、私の質問に答え始めた


『まず、ありすっていうのは君のことだよ』


私がありす……?




『で、次はここがどこかってことなんだけど…』



『ここは、不思議の国さ!』



不思議の国……………?


「こんな殺風景なところが?」



『ここはまだ違うよ』