「じゃあ質問しますよ?」
「あ、あぁ。」
「借金返金ありがとうございました。その、お金は絶対返金します、」
「いや、いい。」
「え?1億ですよ?1億も借りてないけど…」
「1億くらい、どうにでもなる。」
「…。さすがに気が引けるのでなにかお手伝いする事はありますか?」
「なら、そばにいろ。俺のそばにいるなら返さなくていい。」
「わかりました!そばにいますよ」
「クスッ」
要さんが笑った!!
「笑っていた方が良いですよ」
「!!あぁ。」
「次の質問!!このマンションに住むってどうゆう事ですか?」
「そのままの意味だか?」
「なんでアパート解約したんですか?!」
「あんな簡単に鍵が開けられるようなセキュリティもなってないところで好きな女を置いておけるか!」
…ん?
好きな女?
「ッ!!!」
要さんも気づいたのか耳まで赤い気がする。
「そうゆう事だ。これからバイトもしなくていい。買い物に行くぞ」
「…はい。」
なんか、嬉しい。
「風翔、買い物だ。」
「やったぁー!蓮華ちゃんと買い物できるぅー」
「クスッ、七星!北斗!お買い物だぁー!!」
「「いぇーい!」」
「そういえば学校は?」
「あっ、私の学校定期テストで学年3位いないなら授業いくら休んでも大丈夫なんです。その代わり月に1回は登校するんですけどその時に1ヶ月分の課題がでるんです、それをしっかりやれば単位は貰えますから」
「星森学園で学年3位いないなの?!」
「はい、バイトがあったのでそっちの方が都合が良いんですよ」
「なるほど。要 知って… クッ…クハハハハ!!ヒー アハハハハハハ!」
急に笑い出した風翔さん。
要さんの方を見てみると。。。
「ぶっ。」
吹いてしまった。
「笑うな」
要さんの手にはウルトラマン。北斗のおもちゃ。髪の毛は七星持参のゴムで大変なことになっている。
それよりも要さんと子供 という絵図に私は笑った。
「すみませーん。七星っ、髪が痛むでしょ?」
「別に問題ない。」
「まぁ、要もこう言っている事だしね?」
「はぁ。」
その後も話が尽きる事は無く。
わいわいしながらショッピングモールに着いた。
スキンヘッドのお兄さん?がドアを開けて要さんが出ると。
「きゃーーー!!」
「如月の!!」
「要様?!」
「やばいかっこいい!!」
すっごい。
「北斗、七星来い。」
歓声が聞こてないかのように北斗と七星に声をかける要さん。
必然的に次は私なのだけど…
足がすくんで上手く立てない。
「どうした?」
「…」
「大丈夫だ。来い」
要さんが優しく微笑んだ。
安心できて、車の外に出ると…
「きゃぁぁぁぁー」
さっきよりも凄い奇声が、
なに?!
と思うと、
「アハハハ、うるさっ」
そう、要さんと風翔さん 超イケメン 高身長 モデル体型 な2人がいたら歓声も凄いわけで、、
こんな所に居ていいのだろうか。
「なに?あの女!なんであそこにいるわけ?」
「意味わかんない、ブス」
私もなんで2人といるのかまだ、よくわかってないです。
「なんか、見たいものある?」
「特には、でも、その、下着を忘れてしまいまして」
「おっけー 行こっか!」
「まっ、待ってください!1人で…」
「お金は?てか、危ないでしよ?」
「でも、下着ですし。」
「わかった。これで払え」
「こんなに?!」
1万円札が、3枚。
「足りないか?」
「いや!足ります!」
「じゃあ店の前で待っている。」
「はい!ありがとうごさいます!」
「北斗君と七星ちゃんも連れてく?」
「いつもなら連れていくんですけど、要さんの事気に入っているみたいですし、試着の時とか困るのでお願いできますか?」
「もちろん!」
「ありがとうごさいます」
「いらっしゃいませ」
店員さんは1人。
黒服の人が店の外に3人並んでいる。
これ可愛い。
「ありがとうございました。」
3000円くらいのを5枚買った。
「お待たせしました。」
「よーし!次は洋服だー!!」
「買えたか?」
「あっ、はい!お釣り、」
「いや、いい。持ってろ」
「えっ、いやいや。」
「いらない。」
「じゃあ、北斗達のおもちゃでも買います」
「おう。」
あの、すっごい広いクローゼットがいっぱいになるんではないかってくらい 買ってもらった。
…パジャマに4万かけたのは驚いた。
北斗と七星もいっぱい買ってもらった。
