「すいませんでした。私の責任で大事な娘さんに傷をつけてしまって」
「わかったなら帰って…お願い……」
違う違う。
先生の責任じゃない。
元はといえば私が、身体弱くなかったら…。
「先生!先生の、責任じゃないですよ!違います!!」
「…相山さん。いろいろすいませんでした」
そういうと、先生は家から出ていった。
先生は、無表情じゃなく…悲しげな顔をしていた。どーして、そんな顔をするの?先生。
ままは、泣きながらリビングに戻る。
違うのに…先生は悪くないのに。
どうして、私……ごめんなさい。
先生、ごめんなさい。

