「そ、その原因はなんなんですか?この子がなにかきっかけでも作ったんですか?」

「いえ、原因は私です」

…え、先生?

「どういうことなんですか?」

「相山さんが病気ということで少し贔屓気味なってしまったことを恨んだ生徒が嫌がらせを」

「そうなんですか、じゃあ先生に関わらなければ済む話なんですね?」

え?まま?

ままは、いつもみたいに穏やかじゃなかった。
怒ってるようで…

「もう、うちの娘に関わらないでください」

泣いているようだった。

「まま、先生は悪くない」

「あんたは、黙ってて」

こんなまま、みたことない。