「マジックじゃねーからな?」
「え、あ…はい」
なんで、私の思ったことわかったんだろ?
もしかして…
「エスパーですか、、?」
「ちげーよ!ったく、殺っちまえ」
「えっ、あの…」
チャラ男を含めた六人は私に近づいてくる。
やばい、殺されるっ!!
千晃になにかあったら叫びなさいって言われたけど怖くて声が出ない。
後ずさりすると、石につまづいて尻餅をついてしまう。
「よくみるとかわいーじゃん」
「ほんとだ、殴る?」
「殴れねーだろ?」
「じゃあ違う方法で」
ブツブツ6人で言っている。
逃げるにも足に力が入らなくて、
危険は察知したんだけど。
私はチャラ男に押し倒された。
「よ、よよ避けてください!!」
「あ、やっとしゃべった」
男の人と面識のない私は、このチャラ男との距離に赤くなってしまう。

