でも、先生にそんなこと言えない!
迷惑かけられないし…

「なんも、ないですよ!では、急いでるので!さようなら!!!!」

私は逃げるように先生の元を離れていった。
いや、逃げるようにっていうか逃げたんだけども…


「ハァハァ…なんで、私全力疾走してんの。」

体育館裏に猛スピードできた私。
息切れ半端ないし…っていうか、何の躊躇もなくきた私って!!

ひとりでうなだれる私。

「君、相山さん?」

「…?そうですけど…」

振り向くと金髪のピアスを、ジャラジャラつけたチャラ男が立っていた。

、、、えっと~どちら様?

「君が、愛美に意地悪してるんでしょ?」

まなみ?マナミ?愛美?
いや、誰!誰?!

「いや、あの人違いじゃ…」

「は?間違えじゃねーよ。愛美がここに呼んだってんだから」

呼んだ?ってことは、あの先輩ですか…

「あー、はい」

「てことで、お前には痛い目みてもらうぜ」

……へ?い、痛い目?

そういうと、後ろから5人くらい人が現れた。

ええええええ?!
マジックですか〜?!!