特別になれますか?


「明日の放課後ここに来て」

先輩は、私から離れてニコッと笑う。

そ、そんなことでいいの?
ただここに来るだけ?

「わかりました」

「そう!ものわかりよくてよかった!!じゃあね~」

先輩は、軽快なステップで帰っていった。

私は緊張が解けたのと、恐怖心の開放から一気に力が抜けその場に座り込んだ。

暴力ふるわれなくてよかった…怖かった~。

「希美!大丈夫?!」

走ってきたのは千晃。

「大丈夫大丈夫」

「なんか言われたの?」

私を立たせながら聞いてくる千晃。

「明日の放課後来てって言われた」

「で?行くって言ったの?!」

いきなり私の肩を掴んで問い詰めてくる千晃。
その迫力に頷くことしか出来ない。
さっきの先輩より迫力あるかも、、、

「ばか!行っちゃだめよ!絶対!いいことなんて絶対ないから」

「でも、ここに来ればいいだけだし」

「あんた、ここに来るだけで許されるとおもってんの?!改めて呼び出すってことは、なんか用意してくるからに決まってんでしょ!」

「う、うそ…」

「ほんとよ」

どーしよう。
私はとんでもない約束をしてしまったのかもしれない。