─────ガラッ

「しつれいしまーす…」

具合が悪い人いたら悪いし、そっと入る。

「あ〜、おはよう?希美」

保健室に入ると加賀先生の机の上に女の子が座っていた。

「…理子、、」

「なによ、顔真っ青にして?お化けでも見たような顔して?ふふっ」

なんで、理子がいるんだろう?

「はぁーあ、あんたうざいのよ。仮病使って先生のこと夢中にさせようとして」

「ほんとに病気で」

「はいはい、そーゆーのいらないから」

理子は、私に近づいてくる。

怖い。

そう思ったけど、足は動かずに手に持っていたカバンだけ床に落ちる。

「うざいのよ、あんた」

そういって、理子は私の髪の毛を引っ張ってベットのところまで引っ張って歩く。

「理子、痛いっ」

「うるさい」

そして、ベッドの上に突き飛ばされる。

「あんたなんて、先生の前に出られないような姿にしてやる」

さっきまで、るんるんだった私の気持ちは今ではどん底。それよりか、恐怖でいっぱいになっていた。