「…はぁ、読めないの?」

「う、うん」

「じゃあ、読まなくていいからこの文の意味理解しようか」

そ、それなら出来そう…。

「じゃあ、最初から解説しながら読んでくから聞いておけよ…“It is Michael to be beside you.”……えっと、これは“あなたの横にいるのは、マイケルです。”っていう文ね」

…え、英語の発音良すぎません??

「わかった?」

「や、うん…えっと、はい」

「じゃあ、呼んでみて」

「え、えっと…いっといず…ま、まいける?とぅーびぃ〜……」

は、恥ずかしっ//

「ふっ…」

え、笑った?
ぱっと教科書から目を離して先生を見るけど、いつものように無表情。

な、なんだ気のせいか…

「続き、“In fact, Michael is a ghost”意味は、“マイケルは実は幽霊です”」

え!なんていう…英文。
こ、怖っ!!

「It is Michael of the ghost to be next to Aiyama」

「いやぁぁぁぁぁあ」

私は思わず先生に抱きついてしまう。

なんとなく、英文がわかった…。

「嘘だよ、隣にマイケルいないから」

ポンポンと、頭を撫でる先生。