「ち、千晃!おはよう!!」
「あ、希美!おは〜!」
「昨日はごめんね、」
「気にしないで〜」
いつもの様子で、千晃は私に接してくれる
「あのね、千晃」
「あ、そうだ。気にしちゃダメだよ、あの子達の話」
「え?」
「私が希美の事嫌ってるって。そんな訳ないから、自分達が相手にされないからって人の友情を壊そうとするなんて最低」
「あ、、」
知ってたんだ、千晃。
「希美なら、気にすると思ってたよ。何年友達やってると思ってんの!」
ニッと笑う千晃が、とっても輝いて見えて…改めて友達でよかったと思えた
「ありがとう」
「次、なんかして来たら私が……」
「程々にしてあげてね」
なんて、笑いながら私達は教室に向かった……んだけど、、
…………え、なんで?
なんで、あの人が学校にいるの?
「あ!藤本先生おはようございます!」
隣にいる千晃は元気よく挨拶をしている
「あら、おはよう」
それに、笑顔で返す美麗さん。
「ん?あら!希美ちゃんじゃない!昨日会えなかったからどーしたのかと思ってた!」
「え!希美知り合い?」
「あ、うん…お祭りの日にちょっと」