特別になれますか?


急用出来たから、先に帰るね。

とりあえず、メッセージだけ
千晃に送って私は学校をあとにした。

先生のこと、千晃のこと、嫌がらせのこと…
ずっと考え事してたらあっという間に家に着いた。

「ただいま」

「おかえりなさい」
「おかえり」

リビングから返ってきたのは、
ママの声ともう1人…男の人の声。

私がよく知ってる、男の人。

「先生?!」

リビングを覗けば、ダイニングテーブルのところにママと先生の姿がある。

なんで、先生が………

「加賀先生ね、近況報告にきてくれたのよ?健康に元気でやってるーってね」

「じゃあ、僕はこれで」

「ご飯食べていったらいいじゃない」

「いや、悪いですよ」

「だったら、ご飯できるまでこの子の勉強見てあげてくれるかしら?」

「じゃあ、お言葉に甘えて」

えっ、先生私の部屋来るの?!
ちょっ、心の準備ができてないっ

とりあえず無言のまま、
先生を私の部屋に入れた。