顔をあげれば、
今朝廊下で会った女子生徒の1人が立っていた。
「あんたさあ?よく平気で、あの子といられるよね?千晃ちゃんだっけ?あの子、あなたより先に先生のこと好きだったのにね?」
なんの話しをされるかと思えば、
千晃の話。
確かに、千晃は最初に先生のことが好きだったし…私だってそれを気にした。けど、千晃には今ちゃんと彼氏がいて…気にしなくていいとも言ってくれた。
「あの子言ってたよ?あんたのことうざいって。病気持ってるから優しくしてるだけって、病弱じゃなければすぐに友達やめてるって〜」
「そんなこと……」
「本人には言えないだろーけどね?っと、じゃあ私帰るね~?もう、誰も味方なんていないよ?…先生にチクったらどーなるかなー??」
そういって、教室から去っていった。
…千晃のこと信じてるけど、
さすがに少し引っかかった……。
千晃とどんな顔で会えばいいかわからない。
私は、千晃を待たずに先に帰ることした。

