特別になれますか?


「なんか、各自で体育館集まれだってさ〜。始業式始めるみたい~」

クラスの男子が、
そういうとぞろぞろと体育館に向かうみんな。

「希美行こっか」

「うん」

さすがに、
私も精神的に傷ついている。

もう、先生に関わらない方がいいのかもしれない。そのうち先生に迷惑かかるかもしれない。

そんなことをずっと考えていた。

「相山さんちょっと」

体育館に行く途中の廊下。

後ろから先生に呼び止められ、
私と千晃は足を止める。

「千晃、ごめんね。先行ってて」

「了解〜。遅れないよーにね」

あんまり学校で話しかけないでほしいな…
嬉しいけど、誰かに見られてたらあとが怖い。

「なんかあった?」

「え?」

「困った顔ってか、辛そうな顔してる」

「…なんもないよ、先生」

「そう?なんかあったら言って。抱え込むなよ」

先生は、ポンッと私の頭に手を置く。