「みんなごめんね、ありがとう」
“学校来んな”の文字の周りにも、
うっすらと文字が残っていて、
よくよく見たら悪口がたくさん書かれていた
なんとなく、
先生のファン達なんだろうなーって、
予想はついたけど。
「あとは、自分でやるね」
クラスの子たちは、
心配そうに私から離れていった。
「希美おはよ、大丈夫?」
「あ、千晃おはよう」
まもなく、千晃が登校してきた。
「…ファン?」
「かなぁ」
千晃も手伝ってくれて、
なんとか落ちた落書き。
やっとのことで座り、
机の中に教科書を入れる。
けど…
「あれ?」
入らない…
中になにか入ってる??
中を覗いてみれば、
紙がたくさんはいっていた。
プリント持って帰り忘れた?
いやいや、ちゃんと持って帰ってるはずだし…
恐る恐る紙を見てみれば、
机の上に書いてたような悪口が書かれた紙だった。
「もう…」
ついてない…
先生と夏祭りなんて行かなきゃよかった…
それなら、
ファンの人に恨まれることも、
先生と仲良い女の人を見ることも、
…なかったのに。

