なんて家から学校まで、
その事を考えていたらあっという間についた。

「あ、あれ…?」

下駄箱を開ければ、
あるはずの上靴がなかった。

誰か間違えて履いちゃったのかな…
いや、けど名前書いてるし、、

ん~急いでたんだよね、きっと。

とりあえずスリッパ借りて履かないと、
裸足はちょっとね…


あっ、先生だ!

ちょっと行った先に、
久しぶりに見る先生の姿が、

「先生!!おはよ!」

「おはよ、相山さん」

返してくれないと思った、挨拶を返してくれたので新学期早々びっくり。

「寝坊しなかったんだ。って、靴は?」

「あ、誰か間違えて履いちゃったみたいでスリッパ借りるんです」

「ふぅん。災難だね」

確かに、災難とも言えるかも。

「ま、がんばれ」

「はい!」

少しだけだったけど、話せてラッキー!
靴なかったのも別に良くなってきた!

職員室でスリッパを借りて、
教室へ無事に到着した。

「あっ、希美おはよ!!」
「お、おはよう!」

クラスメイトに挨拶をされて、

「おはよ~!」

いつものように返す。