「やだっ、、先生助けてっ…せんせっ」

「先生?ここは学校じゃねーぞ?」

「泣いても叫んでも来ないの、わかる?」

ぐっと、私の両手を片手で簡単に拘束しもう1人が動画を回す。

あれ、、こんなこと前にもあった。
ほんと、今年こんなことばっかり起きるの?
ってか高校生活ってこれが日常茶飯事なの?
みんなこんなこと経験してるの?

ぐるぐると私の頭の中はゴチャゴチャになる。

「イイことしよう?3人で」

「ふーん。イイことねぇ?それ、俺も混ぜてくれんの?」

「は?!誰だテメェ」

「学校じゃないけど、先生来たけど?」

…嘘、先生。
見つけてくれたんだ。

っていうか、ここまでデジャブ。


「ちなみに、今までの動画撮ってたから警察に出されたくなければいなくなれ」

「ちっ、覚えてろよ」

簡単に2人はいなくなっていった。

その瞬間、
私は力が抜けてその場に座ってしまった。


「大丈夫?」

「先生、ごめんね…ありがとう」

「こっちこそ、悪かったな。1人にして。怖かったろ、またすぐに守ってやれなかった」

「いや、私の不注意だし」

先生は、優しく私のことを抱きしめる。

一瞬びっくりしたけど、
なんか暖かくて落ち着いた。

もちろんドキドキはしているけど//