特別になれますか?


千晃とは、チームが分かれてるから同じコートにはいないし。

「おい、相山やる気ないのか?!」

もう、先生…そんな大きな声出さないでよ、頭に響いて痛いよ。

「そんなに、みんなの気引きたいの?ほんと、病気なんて嘘なんでしょ?うけるんだけど、」

理子は、聞こえるようにそういう。

そうなら、どれだけよかったか。
病気が嘘だったら、これが嘘ならどれだけ楽か。

私の身体は、限界がきたらしくその場に崩れるように倒れた。

「希美?!」

あぁ、千晃の声が聞こえる。
ごめんね…迷惑かけて……ほんと、ごめん。

しばらくして、またあの時と同じようなふわりと浮く感じに心地よさを感じながら、私は意識を手放した。