「あれ?ひとり?」
「俺たちと遊ばない?」
気づけば、目の前に男の人2人。
やばい、ぼーっとしすぎた!!
「いや、あの…違う人と来てますので」
「その子達も後で合流しよ!ね?」
「や、そうじゃなくて…ここで待ち合わせてますからっ」
ナンパってどうしたらいいの〜っ
漫画でしか見たことないし、
漫画だったら彼氏がこう…ばっと助けに来てくれるけど…私、彼氏いないし!
「ちょっと、楽しいことしたいでしょ?」
「つか、一人でいるってことは誘われるの待ってるってことでよくね?」
どうしてそうなるの?!
チャラ男さんたちの思考回路は理解できません!!
「だから…あの…」
「…いいや、連れていこうぜ」
男の人が私の腕を強く掴むと、
無理矢理引っ張る。
「痛いっ、、やだっ」
抵抗してみるも無意味。
先生の姿を慌てて探すも見失ってしまった。
男の人2人の力に勝てるはずもなく、
気づけば人気なの無い当たりが木だらけのところへ連れてこられてしまった。
「なんだ~、実はその気だったんじゃん」
「付いてくるなんてさ」
ついてくるっていうか、半強制だったんですけど…
後ろには木があって、目の前には2人の男の人…逃げるにも逃げられない状況。

