特別になれますか?


それから、
プラプラ歩きながら2人を探す。

相変わらずドキドキしながら。


「あれ?雅弘?」

「ほんとだ、雅弘!!」

歩いていると、
美男美女のグループがこちらに手を振ってきた

雅弘…?あ、先生の名前か!

横目で先生を見ると嫌そうな顔…

「まじか……相山さん、ちょっとごめん」

「あ、じゃあそこで休んでますね」

神社の横にあるベンチで一休みすることにしよう…

ほっと一息つきながら、先生の様子を確認。


あの人たち、先生のお友達なんだよね?
やっぱ、イケメンには美男美女が付き物なんだなぁ

心做しか先生も楽しそうだし!

せっかくの夏祭り、本当は友達と行きたかったんじゃないのかな…
ってことは、私邪魔しちゃったってこと?!

あぁぁぁぁ、
ご褒美とはいえど…さすがにこれは…
申し訳なさすぎる。