特別になれますか?


…何も言えない。
悔しいなぁ……

先生のことも見れずに、
私は、俯くことしかできなかった。


「悪いけど、相山さんと来てるから」

先生はそう言って、
私の手を引っ張って女子達から離れていく。


「先生、、?」


後ろの方で女子が何か言ってるのが聞こえるけどお構い無しで歩いていく先生。


嬉しいけど、
あの子達勘違いしたんじゃ…。

噂流されないといいけど、、


「ここまで来れば大丈夫か」

「あの、ありがとうございます。先生と来てるのに先生連れていかれちゃうかと思いましたよ」

「なにいってんの、俺にも意思ってものがあるんだけど」

…確かに、先生ってされるがままの人じゃなかった

「ねぇ、連れは?気づいたらいないんだけど」

「私もそれ思いました、どこ行っちゃったんですかね…」

これじゃあ、祭りデートみたいじゃんっ!!
変に緊張しちゃうよ~、もうっ