何着よう?!
可愛いのあったかな?
んー、やっぱキレイめの方が…
いや、ここは可愛く…
姿鏡の前で、
一人ファッションショーが開かれる。
やっとのことで、
決まったミニワンピをきて、時計を見ると2時。
「やっばい!」
私は、宿題を持ってバタバタと家を出た。
──────
「はぁはぁ…」
「大丈夫?」
「だ、だいじょぶ…です…」
ギリギリアウトで、
駅前に到着致しました。
走ったせいで、
髪の毛ボサボサだし、
汗だくだく…
せっかく可愛い服きたのに台無し。
「…さ、そこのカフェにでも入るか」
「はい」
私は、先生の後についていく。
やっぱり、可愛い服着たところで先生は興味ないか…なに、一人で舞い上がってんだ私。
って違う違う!
デートじゃないんだから、メインは宿題!!
席につくと、
先生はアイスコーヒー、
私はメロンフロートを頼んだ。

