ひと目見たら帰ろ。
ここまで来ちゃったし、
そのまま帰るのはなんか勿体無い。

そんなこと思いながら、
保健室の前に到着。

中を覗いてみると…

「え」

ほんとに夏休みですか?
と言わんばかりの女子生徒の量。

先生の姿は、確認出来ない。


…さすが、先生。
夏休みでもこんなに人が集まるのですね。
って、私も女子生徒の中の一人か…

「帰ろ」

こんなことなら、
家でゴロゴロしてればよかったよ…

「夏休みの宿題終わったの?」

この声は…

「先生!」

後ろから声がしたと思えば、
立っていたのは会いたかった加賀先生。

「暇人だね、相山さん」

「べ、べつに!学校が恋しくなったから…」

「まぁ、どーでもいいよ」

どーでもいいって、、(笑)

「先生、大変ですね。こんなに、女子生徒に囲まれて」

「今、ちょっと席を外したらたくさんいた。から、俺はもう帰る」

…せ、先生らしい。
けど、帰るって仕事じゃ…

「宿題終わらせた?」←2回目

「まだです。でも、大丈夫ですよ!夏休みはまだ始まったばかりですし!」

「相山さんって、最終日に宿題終わらなくて泣いてるイメージある」

…ず、図星だ、、。
痛いところ突かれた、、。