「ちょっと、相山さん遅いわよ!」

「ごめんなさい!」

「間に合ったからいいけど…それより、顔赤いけど大丈夫?」

私は慌てて頬に手を当てる。

「き、緊張してるからかな〜」

実は、先生に抱きしめられたからなんだけど…
そのおかげで、緊張も和らいだんだけどね

「そう。体調悪いならいってね?」

「鈴木さん、ありがとう」

大丈夫。
今までたくさん練習してきたんだ
きっと、うまくいく…よね?

「これから、劇…白雪姫を開演したいと思います」

その放送と共に幕が開かれる。


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そして、無事終わった劇。
噛まずにセリフも言えて…

「相山さん!よかった…ほんとに、感動した!!」

す、鈴木さん?!
そんな抱きしめなくても…!!

「じゃあ、ガールズコレクションも頼んだわよ!」

「あ、はい…」

そーいえば…すっかり忘れてた。
劇やりきってもう終わった気でいたよ、、。