「相山さーん?大丈夫?」

後ろを向くと先生がたっている。

「わっ、先生!!」

「どーしたの」

や、やばい…ここでこの置き手紙を見せたら料理を作らなきゃいけなくなる…

なんとかしてごまかさないと!

「いやー、えっとーなんでもないです」

「なんでもないことないでしょ…手に持ってるそれ、置き手紙でしょ」

…や、やばいっ。
バレてる〜っっ!!!!!

「あは、、あははは」

ここは笑ってごまかそう。

「はぁ…適当になんか作っていい?」

「え?」

「いいよね?とりあえず、リビングでプリントやろうか」

淡々とした喋りに私は、うんうんと頷いて従うことしかできなかった。

内心、作らなくていいことに安心したのと…
先生の手料理が食べれることに幸せを感じた。