「え!加賀先生だ!!」

「ほんとだ~」

「チッ…めんどくさいことになる、じゃあね。相山さん」

荷物だけ、クラスに置いてさっさと行ってしまった先生。

めんどくさいことになるの覚悟出来てくれたのだろうか…いやいや!たまたまだよね。うん。

「ありがとうございました」

先生に聞こえてないかもしれないけど、
ぼそっとお礼を伝えた。

先生の後ろには、
女子の集団が出来ていた

「希美~、いいなぁ。先生とお話出来て!」

私に、荷物を頼んだ子が私に近づいてきた。

「いや、たまたまだよ!」

「にしても!あ、荷物ありがとう!!」

そういって、荷物を持って行ってしまった。