第一倉庫があるのは、体育館の横のところで…
今、やっと階段の前まで着いた。

「ちょっと休憩…」

荷物を床に置いて、階段のところに座る。

少し持っただけなのに、おでこにうっすらと汗をかいた。

身体が弱いから、みんな「やらなくていいよ」とか言ってきてたけど…高校に入ってから普通の扱いだから、嬉しいっ

「相山さん」

「あ!!先生っ!!」

階段の前を通ったのは、
私の大好きな加賀先生!

「なに、サボってんの?」

「違います~、休憩です」

「ふぅーん?それ、運んでんの?」

「そーなんですよ〜、重くて」

先生は、ちょっと考えて…
置いてある荷物を持った。

「えっ、先生??」