「あ、劇はどうします?白雪姫っぽい子を白雪姫でいいと思うのだけれど」
「じゃあ、希美ちゃんでいいんじゃない?肌白いし」
「確かに!白雪姫っぽい」
…えっ、もう……なんでぇ?
「じゃあ、白雪姫は相山さんにお願いします。あ、面倒なので拒否権はなしですよ」
「えっ、はい…」
「希美大丈夫なの?」
千晃は、心配そうに聞いてくる。
「えっと…多分」
その後もサクサクと決まっていったのだけれど、私の頭の中はわけわからないことになってグルグル。
もう、周りのことなんて頭に入ってこなかった。
学校祭、成功するか不安になってきた。

