特別になれますか?


黒板には、

牧野さん……


5票



相山さん……


35票


と書いていた。
いやいや、なにかの間違いだよね?

「っていうことで、相山さんに決定します」

「ちょっと、待ってよ!なんで、私こんなに少ないのよ!」

「投票ですから」

鈴木さんは動じない。かっこいい…。

じゃなくて、私には無理だよ…

「希美、よかったね!一緒にがんばろう!千晃も!」

翔也くんが私と千晃に話しかけてきた。
うぅ、全然良くないよ〜〜〜!

絶対、睨まれるし…恨まれるし…
人前…苦手だし……

「う、うん…」

「がんばろーね!」

「では、3人はこれが終わったら…2階の講義室まで行ってください。3人は1年3組を背負ってるので、がんばってください」

「「「はい」」」

背負ってるとか…考えるだけで、、
もう無理〜!!!!!