あと、2人どーしよう?
多分…女子のほとんどは、ギャルっ子集団(勝手に名前をつけた)のリーダーに入れるんだろうなぁ。あの子…自分一番可愛いと思ってるし、、入れないと後が怖いからね…仲間はずれとか、嫌がらせ始まるし…
けど、私は入れないかなぁ…
人の機嫌伺ってなんて良くない気がするし…
んー、誰にしよう?誰でもいいなぁ。
とりあえず、私は静か目のカワイイ子に投票した。
あとは、男子…か。
かわいい系の子を選ぶべきなのか…
場の雰囲気を考えて選ぶべきなのか…
ちらっと千晃の方を見ると、もう書き終えていた。
早いなぁ…誰にしたのかな~?
「ねぇ、希美!男子、誰にした?」
いきなり話しかけて来たのは、
前の席の男の子。
確か…神山翔也(かみやましょうや)くん。
かっこよくて、優しくて…おもしろくて……場の雰囲気を作ってる、みんなの中心といってもいい人。
「男子決めてないんだよね」
男子と話すことになれてない私は少し緊張気味地に話す。
しかも、初めて話すし…

