「おっはよ~、千晃~」

「おはよう、希美。わかりやすいわねぇ~」

昨日のうちに、穂花と千晃にはグループ通話で元に戻ったことを話した。

そのおかげで私はハイテンション!!

珍しく早く来たので、校門で千晃に会った。

昨日までの自分が嘘なんじゃないかなって思ったくらい。

「えへへ〜」

「でもよかったね」

「うんっ」

保健室の前を通ったところで、加賀先生が出てきた。ナイスタイミング!!

「先生!!おはようございます!!!」

「おはよう、相山さんと…篠原さん」

「あ、おはようございます」

千晃は、驚いた顔で先生に挨拶を返した。
私も少し驚いた。

「相山さん、昨日はいろいろごめん。それと、ありがとう」

「こちらこそ、ありがとうございます!また、話せて嬉しいです!」

「そう?じゃあ…がんばれよ」

そういって、先生は私の頭の上にぽんと手を置いて職員室の方へ歩いていった。