「ねぇ!保健室遊びに行かない?」

お昼を食べてると、千晃がいきなり提案してくる。

「いや、私はいいかな」

「なんで?!行こうよ!なんなら、理子も誘ってさ?!ねぇねぇ!」

「うんー」

千晃の押しに負けて、結局保健室まで来てしまった。もちろん、理子も。

保健室、遊ぶとこじゃないのに…

「「しつれいしまーす!」」

「しつれいします…」

言えない私は弱いな〜。

「どうしたの?」

椅子に座り足を組んでコーヒーを飲む先生。

「用事ないなら、出てって。ここ、病人が休むとこだから」

けど、やっぱり冷たい。

「こ、この子が具合悪いみたいだから!」

理子はいきなり私を前に突き出す。
えっ?!理子?!

「えっ?!」