あなたとわたしと、そしてあなたと。

「すみません、待たせてしまいましたか?」


「いや、大丈夫だよ。」


アスランさんは私を抱きしめると耳元で


「もう我慢できねえ。なあ、俺の家に行っても構わねえかい?」


低くてかっこいい声。囁かれるだけでぞくぞくした。


私はもう何も言えなくてただ「はい…」と返事をしていた。


大人の男の人についていくなんてダメだって分かってるのに。


でも、アスランさんのものにされたかった。


ただ、この人に愛されたい…


それしか考えられなかった。