藤居くんが帰っていって、すぐに玄関のチャイムが鳴った。

「…ほら、健、パパだよ…」

「…うん…」



健は何がなんだか訳がわからないだろう…

―――ごめん、健…





「たっだいまぁ~!!! 玄関の鍵、開いてたぞぉ!不用心だなぁ~。 おお~!健!久しぶりぃ~!」


「…………」

「…………………」


「…あれ?
まだ怒ってるの?
…ひとみちゃん?」


「…ごめん、
…おかえりなさい。
今、コーヒー入れるから…」



涙があふれそうになるのを見せるわけにいかないから、私はキッチンに逃げた。

健は、まだ呆気にとられたまま、ポカンとしている…


「………どうした? なんかあったの? 健、どぉした?」




すると、健が……!