「俺はいるりがいれば、それでいいけど」と、真顔で言ったら、思った通り、顔を真っ赤にさせて俯いた。
「ひ……昼間っからなに言ってんだよ。バッカじゃねーのかよ」
自覚してるのか手元にあったクッションで顔を隠す始末。
なんでいつも、こんなに面白い反応が出来るんだろう。
「来る?」
隣においでという意味で、床をとんとんと叩いた。
「行かない」
「なんで?」
「変態になにされるか、わかったもんじゃないから」
そういうこと意識してるって、わかっちゃうじゃん。これもいつも通りの反応。
「そう」と、またノートに英文を書き写す作業に取り掛かった。
なんか視線が感じる。気のせいじゃないってわかってるけど、わざと顔はあげないことにしてる。



