「いるり、怒りっぽいもんね、本当。もっと可愛い子探してみようか? ほら、相性も20パーセントだし、俺ら」 そっと手を離してみた。 「そうする?」 ブンブンと首を横に振った。 「怒んなよ」 「じゃあ、言い方もっと考えなよ。好きだから、不安になったのって言ってみて」 「なななななな……」 「違うの?」 「言ったら、他の子、好きにならない?」 「うん」 「……の」 「なにも聞こえないけど」 「……なったの」 「そんなもん?」 「好きだから、不安になったの」と、ちょっと泣きそうな顔で言う。