――――――――――――――――――――――
えぇ〜と…
何でこんなことになってんの……?????
学校を出て、いつものように帰るはずだったんだけど………
何故か私と冬夜の間に蒼惟ちゃんが入ってきて…………
蒼惟ちゃんが必要以上に冬夜にくっつくので
私は真理と亮馬君と並んで帰ってる
蒼惟ちゃん・冬夜
私・真理・亮馬君
みたいな………????
｢えぇ〜!!!!!じゃあ冬夜君って理事長さんの息子さんなんだぁ!!!!すごーい!!!｣
ちゃっかり“冬夜君”
とか呼んじゃってるよ………
しかも腕に絡み付きすぎ!!!!
何で冬夜振り払わないの!?!?
｢ちょちょちょ未歩…!!!
ほっといていいわけ…!?｣
｢ありゃ〜完璧冬夜狙いだろ……｣
分かってるもん……
｢大体冬夜君もなんで離れないのかしら…？
未歩見てるの分かってるのに…｣
｢あいつ今表だから、きっと振り払いたくても出来ないんじゃね？
顔は引きつってるし｣
｢だからってねぇ〜…｣
何で冬夜……？
私は嫌だよ…？冬夜が他の女子と話してるの見るの…
冬夜は逆の立場だったら何とも思わないの…？
表だから振り払わないの？
それとも蒼惟ちゃんに気があるの……？
私の事はもうどうでもいいの？？
泣きたくなかったのに涙が溢れてくる
もう駄目だ…………
やっぱり見てらんないよ…!!!!!
