お前との出会い…

土砂降りの雨の日だったな。

お前は犬みたいだった。

俺が、喧嘩に明け暮れてた時。
お前と出会った。

公園で少し休んでたときに、お前が来た。

ご主人様見つけた、みたいな顔をして。

はっきり言って俺は容姿が良い。
何も言わなくとも女が寄ってくる。

だから…また女かと思って睨んだけど、
お前は一瞬驚いて、俺に寄ってきて傘をさした。

そして、
『あなた…大丈夫?』
と純粋な綺麗な微笑みしながら言った。

俺は女にこんなこと言われることも、こんな顔をされることも初めてで、動揺して…
「お前こそ大丈夫か?」
と、変なことを言った。

あの時は馬鹿だったな。

懐かしい思い出話だ。

俺と、優愛の大切な…


物語の始まり。