朝


目が覚めて、起き上がろうとしたら、腰に激痛が走って、ベットに引き戻された。



「ぅぅ、痛い」


「無理させ過ぎたな」


「陽裕さん」



頭を撫でてきてくれた。



「でも、依利にも原因あるからな。
エロ過ぎるんだよ」


「陽裕さんには言われたくないです」


「この野郎」


少し、起き上がり、僕にキスしてきた。
深く、気持ちよく。



「はぁ、エロい顔」


「陽裕さんのせいです。
キスするから……」


「フフッ、そんな拗ねるなって」



幸せってこう言うことを言うんだと実感した。



「何か、陽裕さんの色に染まってる気がします」


「そうか、俺色に染める的なやつか?」


「そんな感じです。
一緒になれたって言うか、全部、心も体も陽裕さんのものになれたんだなって思って」



陽裕さんが静かになった。



「陽裕さん?」


「俺も嬉しい、依利とひとつになれて。
侵略成功かな?」


「そうですね。
陽裕さんに侵略されちゃいました」





END