「あのぅ、中井亜美さんですよね?ファンです握手してください」


「私、違います」


「またまた、嘘だ、握手」て手を掴んだ

愛弓は、小さい声で「やめてください」て嫌がった


たまたま 通りかかった風祭

車を止め、急いで止めに入った

「何しているのか?」と二人の間に割り込んだ


「何しているのか?ファンだから握手求めているだけだ」


「この子は、亜美ではない愛弓だ」

愛弓はびっくりした
他人が私達の区別がつくっていたんだ、


「嘘だ、」

「それでよくファンと言えたものだ、」



近ごろは、ネットが横行するから他人のそら似でもたたかれてしまう世の中だ


「ありがとうございました」てお礼を言った



じゃあ、またって去っていった


「社長、あの子こちらに頭を下げている。よほどいい家庭で育ったんだろうな?」


「いや、中井亜美の妹だ」