「3人かな。」

「りょうかーい。」

私の隣にいる男。
その男は私がこの裏社会に踏み入れた時から支えてくれる者。
名は赤城 総司という。
総司は元々、兄の親友であったが私のことを気に入り今は私の元で夜は働いてくれている。
勿論、腕もたつのだ。

「相変わらず綺麗だねー、尊。何劣らず!」

少しばかりうるさいのが難点だ。

「いつも聞いている。今から行くっていうのに、いつも呑気だな…。」

ため息をつく。
それほどまでに緊張感がないのだ。