小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜

どれくらい時間がたったのか、わからない。


無理矢理入れられた痛みはずっと続いた。


昨日、
あんなに愛された私の体は…

今日、
たった1日で道具のように使われた。



涙が出そうなのを、懸命にこらえた。





「……アッ……!」



突如動きがいっそう激しくなり、意思とは無関係に声が漏れた。


その動きは突然ピタリと止まり痙攣したような感覚と共に温かいものが太ももを伝った。



大きな体が私の上にぐったりと倒れ込む。



重い…

苦しいよ…!



でも…

終わったんだね…!?



その体は私の上からおりると私の乱れているだろう服を直しているようだった。


そして


しばらくすると、静かになった。



…寝たのかな…?



私はそっと目を開けるとゆっくりと体を起こした。

音を立てないようにそっと隣を見る。


ヨースケが眠っていた。


何も考えてないようなそんな寝顔が悔しかった。


…ひどい!

ひどいよ…!


でも、ついてきた私も悪い。

無防備に眠った私も悪い…。