思わず笑ってしまった。


「笑うなッて〜!」


笑うなといいながらハルトも笑っている。

だって、スウェット小さいんだもん。

私にはかなり大きいんだけどハルトが着ると妙にジャストフィット!って感じで…ダサくて面白い。


私たちはしばらく笑い合った。

幸せだった。




「それより服乾かさなきゃッ!」


いつまでも笑っていられない。
早めに服を乾かさなきゃ!

私はハルトが脱いだ服をヒーターの前に広げて並べた。
どの角度が1番いいのか試行錯誤して必死になっていると…。



「…え?…」



ハルトが座ったままの姿勢で私を後ろから包み込む。

ギュッ…

抱き締める。

私の体の両脇にはハルトの長い足が投げ出されている。



「ナナ…聞いて…?」